子育てと仕事の両立を可能にするための職場環境作りに積極的に取り組む企業として、厚生労働大臣が認定しているのが「くるみん認定制度」です。
現状では、どのくらいの会社が、くるみん認定を受けているのかをご存知でしょうか?
厚生労働省の発表によると、2022年3月末時点の「くるみん認定」企業は、3,801社でした。
また、くるみん認定よりもワンランク上の認定である「プラチナくるみん認定」を受けた企業は、484社となっています。
では、認定を受けたこれらの企業は、どのような取り組みを行っているのでしょうか?
くるみん認定を受けるためには、計画を立てて環境改善に取り組み、さまざまな条件をクリアする必要があります。
そして、認定を受けるための代表的な条件が、育休取得実績です。
くるみん認定では、女性の育休取得割合が75%以上、男性が10%以上が主要な条件となります。
また、上位認定のプラチナくるみん認定では、育休取得実績の条件は更に高くなり、女性は90%以上、男性は30%以上でなければいけません。
くるみん認定の取り組みは、各企業によって異なりますが、多くの企業では育休が取りやすい仕組み作りを進めています。
例えば、育児中のフレックスタイム制の導入や、ベビーシッター費用に対する補助金の支給など、職場復帰後も働きやすい取り組みなどが行われているのです。
育児のことを考えると、転職先の企業がくるみん認定を受けていれば安心です。
しかし、具体的な取り組みは、企業によって異なります。
取り組み内容についても、事前に確認しておきましょう。